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いが饅頭 埼玉県
更新日: 2021-11-06 20:14:28
いが饅頭(いがまんじゅう)は、埼玉県利根地域近辺に伝わる和菓子。饅頭の周りに赤飯をまぶした姿が特徴で、農林水産省主催の郷土料理百選に選ばれている。
地域貢献活動
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いがまんじゅう 埼玉県北東部の郷土料理
「いがまんじゅう」の「いが」とは周りにまぶした赤飯が栗の「いが」に似ている事から名付けられました。見た目は赤飯のおはぎかおにぎりみたいな形をしていますが、食べてみると中は小麦のまんじゅうなので、初めて食べる方は驚きを隠せない様です。食べる前は赤飯と小麦饅頭が果たして合うのか疑問ですが、いざ食べてみると赤飯の甘じょっぱさ(甘塩っぱさ)とモチモチした食感、小麦まんじゅうの甘さと柔らかさが重なり合って、意外と美味しいものです。
 
いがまんじゅうの発祥
埼玉県北東部は昔から小麦粉の生産が盛んで、地域では「朝まんじゅうに昼うどん」と呼ばれるほど粉物料理をよく食べていました。米の生産が少なかった事もあり、もち米は貴重で高価なものでした。祝い事や祭りで赤飯を作る際にも貴重なもち米はあまり使えないとの事で、まんじゅうの周りに赤飯をまぶして大きくみせたのが「いがまんじゅう」のはじまりともいわれています。
 
北埼玉の穀倉地帯に古くから伝わる「いがまんじゅう」。夏祭りや祝い事の際に作られてきた縁起物で、現在でも郷土の味として親しまれています。

もち米が高価なため、ボリューム感を出そうと赤飯の中にまんじゅうを入れたのがはじまりとも、赤飯とまんじゅうをいっぺんに作って手間を省くという農家のお嫁さんの知恵から生まれたとも言われています。
 
「いがまんじゅう」は餡の饅頭の周りを赤飯で包んでいる和菓子で、埼玉県北東部の羽生市、加須市、鴻巣市などで作られている郷土料理です。
 
材料(10個)
まんじゅうの材料 小麦粉(薄力粉)150グラム 砂糖60グラム 卵(卵白)半個 水50ミリリットル ベーキングパウダー5グラム あんこ300グラム

赤飯の材料 ささげ15グラム もち米150グラム
作り方
はじめに赤飯を作っておきます

前日のうちにささげを煮て、煮汁にもち米を浸しておきます。
水切りしたもち米とささげを混ぜ、蒸し器にかけます。
25分したら打ち水をして、さらに10分蒸し、ボウルにあけます。

次にまんじゅうをふかして、赤飯でまんじゅうを包みます

小麦粉とベーキングパウダーを合わせて、よくふるいます。
大きめのボウルに卵を割って入れ、ほぐします。
2に砂糖と水を入れて混ぜます。
3に1の小麦粉を入れさっくりと混ぜます。
粉をふるっておいた台の上に4を取り出し、30グラムずつに分けます。
あんこを30グラムずつに分け、丸めます。
5の生地を餃子の皮のようにのばし、あんこを乗せくるみます。
せいろで10~12分ふかします(強火で7分、中火で5~8分)。
温かいうちにまんじゅうに赤飯を付けてできあがりです。
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