ギターのボディはトップ板、サイド・バック板に分かれており、全てが木材でできています。
トップ板で多く使用されているのが「シトカスプルース」で、音量が大きくくっきりとした音が特徴です。
サイド・バック板で使われるインディアンローズウッドはオールマイティーであり、低音から高音まで幅広い音を出すことができます。
アコースティックギターのボディはボディートップ・ボディサイド・ボディバックの3つのパートで構成され、それぞれ木材を組み合わせて造られています。
その木材の構造によって、主に下記3種類に分類されます。
『オール単板(トップ・サイド・バックの全て単板)』
『トップのみ単板(トップのみ単板、サイドとバックは合板)』
『オール合板(トップ・再度・バックのすべて合板』
『オール単板』は、ボディ全体が加工処理のされていない一枚板で造られているのギターのこと、『オール合板』は複数の板を貼り合わせて造った板材を使用したギターのことです。
単板の特徴は、一枚板を使うことでギターの重量が軽くなり、振動が伝わりやすく、響きがよくなること。そのため、オール単板のギターはとても高価なものとなります。
一方、合板の特徴は、複数の板を貼り合わせるため、安価で丈夫なこと。しかし、単板に比べて振動が伝わりにくく、音の鳴りは劣ります。
『トップのみ単板』は、ボディのサイドとバックに合板を使うことでコストを抑え、トップには単板を使って響きをよくしたものです。
一般的な相場は、『オール合板』30,000円以下、『トップのみ単板』30,000円~、『オール単板』で80,000円~。
初心者の方には『トップのみ単板』か『オール合板』のギターをおすすめします。