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BASE 4477 株価まとめ
更新日: 2022-06-30 20:11:13
地域貢献活動
BASE 4477 +
2020年5月以降から保有している投資家は全員が損失となっている状態
 
2020年度第3四半期のマイナス成長を受け、翌日からBASEの株価は急落しました。

発表直前にはおよそ2,500円あった株価は、1ヵ月も経たずに1,500円まで下落。

およそ-40%という急落に見舞われました。
株価上昇の行き過ぎ
BASEの最高値は3,448円(株式分割考慮後)でしたが、当時のPBR(株価純資産倍率)は88.9倍、PSR(株価売上高倍率)は43.4倍にまで高まっていました。

一般的に見て、これは明らかに割高水準です
 
東証マザーズでの株価指標の目安は、高くてもPBRで10~20倍、PSRは20倍が限度。突出して高かったメルカリでさえ、最高値付近でのPBRは28倍でした。PBRが88.9倍というのは明らかに異常値であることが分かります。
妥当な株価まで急落
異常な水準に達した株価指標は、株価下落という形で是正されることになります。

最高値で3,448円をつけた株価は、2022年5月までに336円まで下落。

この株価下落によってPBRとPSRは妥当な水準まで切り下がりました。
 
ただし、PBR2.48倍、PSR3.78倍というのは、むしろ安すぎる水準まで下がりすぎた感があります。

一定の株価反発は期待できそうです。
業績が市場予想を下回った
2021年は利益よりも先行投資を優先し、広告宣伝費や開発人員の採用で出費が嵩みました。

それにより、利益水準は2017年のレベルまで逆戻りしています。
 
赤字転落も失望要因
大株主による株式大量売却
サイバーエージェントが売抜け
 
株価が高水準だった2020年11月、大株主のサイバーエージェント(4571)が株式売却を発表しました。

売却数は45万1,000株(分割考慮すると225万5,000株)で、発行済株式数のおよそ2%にあたります。

株価が割高であると判断して利益確定に動いたのでしょう。
サイバーエージェントはまだ2%の株式を保有?
 
BASEの株価がこれだけ低迷しては売るに売れないはずですが、株価が持ち直した際に売却に動く可能性があります。

今後の懸念材料だと言えるでしょう。
結局、2020年当時の成長期待が大きすぎたということでしょう。 とは言え、BASEの業績はここ2年で着実に成長しています。 株価が2年前に逆戻りした今、案外買い時なのかもしれませんね。

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